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向坊 隆*; 荒殿 保幸
日本原子力学会誌, 31(7), p.802 - 804, 1989/07
本稿は、第1回原子力先端研究国際シンポジウムでの向坊原子力委員長代理の特別講演をまとめたものである。向坊原子力委員長代理は講演の中で、原子力における化学の分野として、(1)基礎研究(2)放射化学や分析化学及び放射線化学等を利用する応用研究そして(3)原子炉技術関連化学の三分野に分類したうえで、原子力関連化学の特徴として、放射線に帰因する非平衡論的現象を扱うことと広く他分野が関連する点をあげ、今後このような点を念頭において研究を進めることの必要性を指摘した。また、原子力分野で化学の可能性を追求してきたプロジェクトとして、化学法ウラン濃縮、トリウム燃料サイクル、溶融炉等の研究をあげ、今後の発展への期待を述べた。最後に核燃料サイクルの中でのダウンストリーム関連研究の一層の必要性と、その中での化学の役割の重要性を指摘するとともに、原子力開発を進めていくうえでの国際協力の重要性を強調した。
柴 是行
日本原子力学会誌, 20(1), p.13 - 20, 1978/01
被引用回数:0核燃料の資源問題、保障措置などとの関連で注目を集めつつあるトリウム燃料サイクルについて概説した。まずトリウム燃料サイクルの一般的特徴について述べ、その特徴が、軽水炉、重水炉、高温ガス炉、高速増殖炉のなかでどのように実現されようとしているかを燃料の立場から眺めた。さらに、ウラン及びトリウム資源、各種炉型別の経済的評価、再処理で回収したリサイクル燃料の再加工についてはより詳しく述べ、最後に、最近の話題である核拡散防止とトリウム燃料サイクルとの関連に触れた。
岩本 多實
JAERI-M 6376, 52 Pages, 1976/01
高温ガス炉の燃料には高濃縮ウラン-トリウム系と低濃縮ウラン系とが用いられる。本報告では主に前者のトリウムサイクル燃料を採り上げ、燃料のリサイクルに関係がある、トリウム精錬、燃料製造、再処理、再加工、廃棄物処理など各分野の技術の概要を述べ、その現状と問題点とを記するとともに低濃縮ウラン系についても若干言及した。